滋賀県でしか味わえない、琵琶湖の珍味「湖魚」を堪能しよう!


400万年もの歴史を持つ、日本最大の淡水湖である琵琶湖には、50種類を超える固有種を含む1,000種類以上の動植物が生息しています。中でもセタシジミ、ビワマス、ニゴロブナをはじめ、湖魚と呼ばれる琵琶湖ならではの魚や貝類は、今も滋賀県民の食卓に欠かせないご当地食材として人気です。そこで、今回は一度は食べてみてほしい、おいしい湖魚とその料理をご紹介します。自分で調理は難しいという人も、滋賀県内には湖魚料理を提供するレストランや飲食店が数多くありますので、ぜひお試しください。

素焼きを熱々で食べるとおいしい

■「ホンモロコ」

全長10㎝ほどの小型の琵琶湖固有魚。たんぱくな味ながら、骨がやわらかく肉質もよいため、脂ののってくる秋から冬にかけては、素焼きにして熱々を塩や生姜醤油で頬張るのがおすすめです。山椒煮やフリッター、南蛮漬けなどでもおいしくいただけます。

カルシウムたっぷり、子どものおやつに

■「スジエビ」

サクラエビにも似た、小型のエビ。熱を加えると美しい赤色に変色します。滋賀県では、腰が曲がるまでマメに暮らせますようにとの願いを込めて、豆とスジエビを一緒に甘辛く炊いた「エビ豆」をハレの日につくる風習があります。

トロにも負けない脂ののり

■「ビワマス」

鮮やかなサーモンピンクが美しい、琵琶湖固有種のマスです。そのおいしさを堪能できる食べ方といえば、なんといってもお刺身。まぐろのトロにも負けない、上質な脂ののった身は、とろけるような食感で一度食べたら忘れられないおいしさ。鮭と同じく、塩焼きやムニエル、炊き込みご飯など、メニューも豊富です。

滋賀県の名産品「鮒ずし」の原料

■「ニゴロブナ」

奈良時代以前から滋賀県でつくり続けられてきたとされる「鮒ずし」の原料で有名な、琵琶湖固有のフナの一種。白身でクセがなくいい出汁が出るうえ、骨もやわらかく、洗いや煮つけなどでもよく食べられています。

お取り寄せグルメとしても人気

■セタシジミ

琵琶湖から流れ出る唯一の川、瀬田川に生息している琵琶湖固有種のシジミ。瀬田川界隈には、セタシジミを味わえる専門店も点在しています。一般的なシジミは夏に旬を迎えますが、セタシジミの旬は冬。肉厚で濃厚な出汁がとれるため、お味噌汁はもちろん、滋賀県では、セタシジミを炊き込んだ「しじみご飯」が有名です。

<まとめ>

いかがでしたか?世界に20個ほどといわれる古代湖の一つにも数えられる琵琶湖には、この土地ならではの珍しい魚がたくさん生息しています。今回ご紹介した以外にも、コアユやハス、イサザにゴリなど、おいしい魚がまだまだあり、地元の鮮魚店やスーパーなどでも手に入ります。もちろん、レストランや飲食店でも食べられるほか、お土産品としても売られているので、ぜひ一度滋賀県が誇る琵琶湖の味を食べてみてくださいね。草津市にある滋賀県立琵琶湖博物館では、今回ご紹介した湖魚ほか、琵琶湖にまつわる動植物や歴史を五感で楽しむことができます。こちらもおすすめです。