職場トラブル解決 相談の仕方


いま、職場で困っていること、悩んでいることはありますか?もやもやした状態で仕事を続けるのはつらいですよね。そんな時は一人で悩まず相談して解決してしまいましょう!
でも、どうやって相談したらいいのか、どのように話したらいいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、トラブルを解決へと導くための上手な相談の仕方をご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。

その1 慌てず冷静に行動すること

職場で嫌なことがあるとイライラして、表情や態度に出てしまったという経験はありませんか?しかし、トラブルが起きたとき、一番大切なことは慌てず冷静に行動することです。感情的になってしまうことで、相手を傷つける言葉や行動をとってしまうこともあります。問題解決をするためにも、冷静さを常に心がけるようにしましょう。

その2 順番をきちんと守って相談を

職場でトラブルが起きた時、誰に相談しますか?同僚、または先輩でしょうか?その相談で、本当に解決するでしょうか。早期にトラブルを解決したい場合、相談する人を選ぶことが肝心です。相手を間違えると、適切な対応がなされない可能性があるので、まずは直属の上司・リーダーに相談しましょう。そこで解決できなければ、次の順位の方に相談するという手順を踏みましょう。相談する相手のフローは下記を参考にしてくださいね。

同僚・先輩(同じ仕事をする仲間)

上司・リーダー(直属の監督する立場)

本社の人事部(中立な立場の第三者)

労働局(公的な立場の第三者)←※最終手段です。

なお、派遣スタッフとして働いている方は、まずは当社のような派遣元の担当社員に相談するのが適切な流れになります。派遣元の派遣会社が適切に状況を確認し、対応方法について相談にのってくれます。場合によっては就業先企業への申し入れなども対応してもらえますので適切な問題解決が期待できます。

その3 相談するときの伝え方

トラブルが起きた時、自分の気持ちだけ伝えてしまっていませんか?
大事なポイントは以下の4つです。

・相手に言われたセリフはそのまま伝える。
・自分の感情は控えめに事実を伝える。
・日付、時刻、場所、まわりにどういう人がいるのか、どんな状況で言われたのかをより詳細に伝える。
・どうしたら怒りや嫌な気持ちが解消されるのか明確にしておく。

このポイントをおさえて相談をすると、わりとシンプルにトラブルが解決します。

例えばのケース

先輩Aから「正社員じゃないくせに、生意気だ」と言われました。そのとき、あなたはとても嫌な気持ちになりました。
どうやって解決したらよいでしょう?

パターン1:

同僚Bに先輩Aからひどい悪口を言われて、ものすごく頭にきたと伝える。口が悪くて一緒に働きたくないと伝え、この仕事を辞めたいと相談する。

パターン2:

次の日、上司Cに「正社員じゃないくせに、生意気だ」と先輩Aに仕事の最中に言われたと伝える。その際、同僚Dも近くにいて、話を聞いていたはずだと話を付け加える。この発言に対して謝罪して今後はそういった発言を控えてほしいと希望を伝える。

どうでしょうか。パターン1では解決につながりませんよね。パターン2だとそれでは同僚Dさんにも話を聞き、どういう状況だったのか検証してみようとなりますよね。

その4 相談前の準備

こういった内容を相談するその場で考えながら喋るのは難しいかもしれません。相談する際は、あらかじめ自分の考えをメモに書いてまとめておくのもおすすめです!書き出してみると、思い込みや誤解に気づき、相談しなくても自分なりの解決を見つけることに結びつくこともあります。ぜひ試してみて下さい。

まとめ

トラブルが起きた時には慌てず冷静に行動することが大切です。つぎに、相談する場合は相談する人の順番を守ることが重要です。一人で悩まず、相談することで解決することもあります。
困ったことを抱え込んだまま仕事をしていると余計にストレスがかかってしまいます。エースコーポレーションでは相談窓口として24時間対応のホットラインを設けています。国家資格(第一種衛生管理者)を持った職員がスタッフの皆さんが抱える悩みを解決に導きます!解決をお手伝いしますので気軽に相談ください。