今さら聞けない“派遣法の専門26業種”はどんな仕事か?


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派遣法の「26業種」というのは、よく耳にしますよね。滋賀の派遣会社、エースコーポレーションにも、時々派遣スタッフから「26業種ってどんな仕事のことですか?」と聞かれることがあります。

現在、派遣法改正の行方も気になりますので、改めて派遣法の「26業種」についてエースコーポレーションならではの分かりやすい言葉でご紹介していきたいと思います。

26業種は“専門性”が高い仕事を指定しています。

担当するお仕事の専門性が高く、その人の知っている事や身に着けた技術などによって仕事の出来が大きく左右されてしまうような場合、派遣法で指定している3年という期間制限をつけるとまずい、ということで、26の業種は特別に3年以上仕事続けてもOKです、ということになっています。

例えばTV番組の演出の仕事やファイリングも26業種の仕事です。

例えば、放送番組などの演出をするような人の場合、当然のことながら、その人の知識・技術によって、番組は面白くなったり面白くなかったりします。また、演出というと、出来上がりは数や量で計測できるものではないので、仕事の成果はクオリティーになると思います。だから、専門的な知識や技術が必要な業務とされているのだと考えられます。

ちょっと身近なお仕事で考えてみると、ファイリングもこの特別な26業務になっています。

ファイリングは実は奥が深くて、資料を使う人の立場や必要状況・必要情報と、資料を提供する人がだす情報をうまくマッチングさせるのが難しいところです。専門知識や広い知見も必要になりますよね。そういうことで、特別な知識や技術が必要な仕事として派遣法で26業務に入っていると考えると分かりやすいのではないでしょうか。

「ファイリングって事務のお仕事じゃないかな?」と思う方もいると思います。事務の仕事が多い場合は、業務の中にちょっとした資料整理などがあったとしても26業務に入っている「ファイリング」としては見てもらえません。

その他、特別な雇用管理が必要なお仕事も、派遣法で26業務になっています。

添乗や駐車場の管理などもそうです。テレビ番組の大道具さん、小道具さんも26業務に指定されています。その他、派遣法で指定されている専門26業務はざっと以下の業務です。

※専門26業務

1)ソフトウェア開発 2)機械設計 3)放送機器等操作 4)放送番組等演出 5)事務用機器操作 6)通訳・翻訳・速記 7)秘書 8)ファイリング 9)調査 10)財務処理 11)取引文書作成 12)デモンストレーション 13)添乗 14)建築物清掃 15)建築設備運転・点検・整備 16)案内・受付・駐車場管理等 17)研究開発 18)事業の実施体制等の企画・立案 19)書籍等の制作・編集 20)広告デザイン 21)インテリアコーディネーター 22)アナウンサー 23)OAインストラクション 24)テレマーケティングの営業 25)セールスエンジニアリングの営業 26)放送番組等における大道具・小道具

総選挙もあり、今後日本がどのように進んでいくのかは注目したいところです。 そして、派遣法改正案についても今後どうなるのか派遣会社であるエースコーポレーションとしても気になるところです。

また今後も、何か派遣のお仕事をされるにあたって気になるニュースや情報があれば、エースコーポレーションのホームページや担当営業が皆さんにご紹介していきます。今後もエースコーポレーションのブログを楽しみにしていてくださいね。

注)文章内では、法律に記載のある言葉遣いや難しい単語を極力使わずに、分かりやすさを優先して紹介しています。あくまで派遣スタッフの皆さまが理解しやすい内容を心がけた上での内容になりますので、何卒ご理解の上ご覧ください。