自律神経を整えて、残暑を快適に過ごそう


夏が過ぎ、9月になったものの、台風の接近や猛暑日が続くなど、残暑の厳しい日々が続いています。逆に、朝晩は冷え込むなど、気候が不安定になるこの時期は、たまっていた夏の疲れが出ることが少なくありません。何だか気力が出なかったり、身体がだるい感じがしたり…そんな不快な状態が起こるのは、自律神経が乱れることが主な原因と言われています。そこで今回は、日常の暮らしの中で、簡単なセルフケアを行うことで自律神経を整える方法についてご紹介します。

自律神経の働きを整えるには、まず生活のリズムを整えよう

そもそも自律神経とは、どんな働きをするのでしょうか。おおまかに説明すると、自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれていて、それぞれ別の働きをもっています。交換神経は、主に活発に体を動かす時に、副交感神経は主に体を休める時に働きます。そして互いにバランスを取りながら、心と体を整える役割を担っているのです。その働きを切り替えるには、生活のリズムを整えることが基本になってきます。

よい睡眠は朝に決まる!朝日を浴びて体内時計をリセットしよう

自律神経の働きをスムーズにするためには、睡眠のリズムを整えることが大切です。人間の体内時計は約24時間で刻まれており、このリズムが乱れると夜眠れなくなったり、朝起きられなくなったりします。ですが、一旦乱れてしまった体内時計を元に戻すには、朝日を浴びることでリセットすることができます。睡眠のリズムが乱れがちな人は、朝起きたら、最初に朝日を浴びる習慣をつけておくとよいでしょう。

簡単ストレッチで筋肉をほぐして、心身をリフレッシュ

仕事中に、同じ姿勢を続けたり、あまり動くことがなかったりすると、血流が悪くなりがちで、自律神経にも影響を及ぼします。そんな時は、ストレッチをしてみましょう。筋肉をほぐし、血流がよくなることで自律神経が整いやすくなります。ここでは仕事の合間や休憩時間にできる、簡単なストレッチをご紹介します。

①首のストレッチ

肩の力を抜き、右手を頭の左側に回し、ゆっくりと右真横に引き寄せる。反対側も同じ様に行ってください。

②肩のストレッチ

片方の腕を伸ばして、もう一方の腕で肘を押さえて、ゆっくりと腕を胸に引き付けてください。

※いずれもリラックスした状態で行い、無理に力を入れすぎないことがポイントです。

ぬるめのお風呂で副交感神経の働きを活性化しよう

暑い日や仕事で疲れている時には、ついシャワーで済ましてしまう人も多いのではないかと思いますが、自律神経を整えるためには、湯船に浸かることも有効な方法です。38~40℃くらいのややぬるめの湯に浸かると、心身ともにリラックスした状態になって、副交感神経の働きを助けることができます。

<まとめ>

自律神経を整える簡単な方法を日常の中に取り入れて、季節の変わり目に乱れがちな心身の調子を良好に保つ、いくつかの方法をご紹介しました。生活のリズムを整えて、快適に仕事に打ち込めればいいですね。