派遣法改正をうけて、派遣スタッフのみんなは何を思うのか?


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ニュースでもよく取沙汰されていました派遣法案の改正について、また少し視点を変えて今回もお伝えしていきたいと思います。今回は、派遣法改正の話をうけて、派遣スタッフのみんなはどのような思いを持っているのか、という点です。

派遣法改正をうけて、派遣スタッフのみんなが考える事

大手派遣サイトに面白いアンケート結果がありました。それは「派遣法改正をうけてどうするのか?」というユーザーアンケートの結果。アンケートの有効回答数は814件なので、まぁまぁの規模のアンケート結果かな、ということで注目してみました。

参考データ
はたらこネット 派遣法改正案についてのアンケート
受付期間:2015年3月2日~2015年4月6日
http://www.hatarako.net/contents/enquete/result/

政令28業務と自由化業務の区分がなくなっていいのか悪いのかが分からない

今回の改正法案では、3年の期間制限なく就業できる政令28業務と、3年の期間制限を設けていた自由化業務の区分がなくなるというところが大きなポイントのひとつでもあります。ところが、アンケートの結果で、区分がなくなる点に関しての賛成が21%、反対が14%、分からないが65%。みんなわからないようです。

長期雇用に対しての希望は多い

派遣スタッフとしての就業期間が終了する場合、「派遣先の直接雇用や派遣会社での無期雇用、新規派遣先の紹介のいずれかの実施の義務化」を希望する方は、73%。たしかにエースコーポレーションのスタッフからも、「契約満了後に次の仕事を紹介してもらえるのでよい派遣会社と思う」とコメントされることが多いので、この結果には納得。

反対意見としては「義務づけることで安易に派遣を使えなくなる為、企業も派遣会社も足踏みするそれより企業規模による社員受入のパーセンテージをきめて義務づけたほうが雇用支援になる。という意見もかなり色々考えている方だなぁと感心しました。

すべての労働者派遣事業を許可制にすることに対しては半数以上の賛成

更新の要件として、資産条件や実態調査、キャリア支援制度の策定を盛り込むことも含めた許可制への賛成は58%。意外に少ないのかな、とも思いましたが、みなさんどうでしょうか。「働きやすさが大切なので派遣会社の役割は大きいと思う」という意見もあったようです。エースコーポレーションをはじめ、一部の派遣会社は積極的に派遣スタッフの技術や資格取得を積極的に応援し、日々業務内容の面でのメンタルサポートも行っていますが、しっかりその内容が国によって評価・許可されるというのは比較的派遣スタッフにとっても安心感があるということなのでしょうね。とはいえ、「認可制になるのは良いことだと思いますが、形だけのものにならないか心配」という冷静な意見もありましたよ。

派遣法の改正法案を受けての今後の働き方に対しての回答に注目!

派遣改正法案通りに改正されると、これから長く働くことができなくなるのではないかと思う人が26%、逆に長く働くことができると思う人が22%という結果。真逆の回答なのに僅差だったことに注目してみました。これは、よく考えるとみんなが不安に思っていたり、戸惑ったりしていることを表す数字なのかもしれません。派遣法改正で今後どうなるのか分からない方が多いことがアンケート結果全般からも見受けられました。

自分の仕事が政令28業務かどうか分からない派遣スタッフが57%

ちなみに自分の担当している仕事が政令28業務なのか、自由化業務なのかわからない人が57%という数字でした。私たち派遣会社や派遣先の企業様はほとんどの場合、認識している業務内容なのですが、意外と派遣スタッフとして働く方たちは認識していないことは新たな発見でした。

派遣法改正にあたり不安や質問があれば気軽に担当者に相談しましょう!

もし、担当している仕事について相談や気になることがあったら、一人で不安を抱えることなく、派遣会社の担当者に相談するようにしましょう。

エースコーポレーションの担当者は、基本的に毎日現場に顔を出していますので、いつでも相談してくださいね。派遣法改正にあたって、意外と必要以上に心配をしている方もいるのかもしれませんが、気になることをすぐ解消できるのがエースコーポレーションの良い所です。遠慮することなく、どんなことでも気軽にどんどん声をかけて聞いてくださいね。

まとめ

今回、はたらこネットさんが発表していたアンケート結果は想定内の情報もあれば、新たな発見があった結果もありました。とにかく、派遣スタッフのみんなは、派遣法の改正にあたってもやもやとした不安や心配を抱えていること、長く働きたいと願っている方が多いことが分かりました。